副業の確定申告をスマホで完結|e-Tax対応の手順とアプリの使い方
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「確定申告は税務署に行かないとできない」——この思い込みはもう古い。スマホとマイナンバーカードがあれば、自宅にいながら副業の確定申告をe-Taxで完結できる。この記事でスマホ申告の準備・手順・注意点を初心者向けにわかりやすく解説する。
スマホ確定申告の概要:税務署に行かず完結できる
2019年からスマホによるe-Tax申告が本格化し、2023年以降はマイナポータルとの連携で保険料・医療費・ふるさと納税の証明書も自動取得できるようになった。副業が雑所得・事業所得のいずれでも、スマホで申告書を作成・送信できる。
- 利用開始時期:2019年よりスマホからのe-Tax申告に対応
- 対応OS:iOS・Android(最新のOSバージョン推奨)
- マイナポータル連携:源泉徴収票・保険料控除証明書・医療費情報を自動取得(2023年〜本格化)
- e-Taxの利点:書面申告より還付が早い(2〜3週間)・65万円控除の要件を満たせる
必要な準備:スマホ申告を始める前に揃えるもの
スマホからe-Taxで申告するために必要な準備を事前に確認しておこう。特にマイナンバーカードの取得には時間がかかる場合があるため、早めに準備することを推奨する。
- マイナンバーカードを取得する(申請から受け取りまで約1〜2か月)
- NFC機能を搭載したスマートフォンを用意する(対応機種:iPhone 7以降・多くのAndroid)
- マイナポータルアプリをインストールする(App StoreまたはGoogle Playから無料)
- マイナンバーカードの利用者証明用パスワード(数字4桁)と署名用パスワード(英数字6〜16桁)を確認する
- 副業の年間収入・経費の記録を集計する(会計ソフトがあれば自動集計済み)
- 本業の源泉徴収票を手元に用意する
- 各種控除の証明書(生命保険料・地震保険料・医療費・ふるさと納税の受領証)を揃える
国税庁「確定申告書等作成コーナー」でのスマホ申告手順
会計ソフトを使わず、国税庁の公式サービスだけでスマホ申告をする手順を説明する。
- 国税庁「確定申告書等作成コーナー」にアクセスする
- 「マイナンバーカード方式」を選択し、マイナポータルアプリと連携する
- 「令和○年分 確定申告書」を選択し、申告書の作成を開始する
- 「給与所得」の入力画面で源泉徴収票の内容を入力する
- 「雑所得(副業収入)」の入力画面で副業の収入と経費を入力する
- 所得控除(社会保険料・生命保険料・ふるさと納税等)を入力する
- 住民税の徴収方法を「普通徴収」に設定する(副業バレ防止のため)
- 申告書の内容を確認し、e-Taxで送信する
- 送信完了後に「受信通知」が届いたことを確認して完了
マイナポータルと連携すれば、源泉徴収票・生命保険料控除証明書・医療費情報が自動読み込みされます。手入力の手間が大幅に減ります(勤務先・保険会社が対応している場合)。
やよいの青色申告オンライン:スマホ帳簿管理と確定申告
副業が事業所得で青色申告65万円控除を使う場合は、会計ソフトを使った帳簿管理が必要だ。やよいの青色申告オンラインのスマホ対応手順を紹介する。
- やよいの青色申告オンラインのアカウントを作成する(無料プランあり)
- スマホブラウザまたはアプリで日々の入出金を記録する
- 銀行口座・クレジットカードとの自動連携機能を設定する(自動仕訳が可能)
- 確定申告期間に「確定申告」メニューから申告書を作成する
- e-Tax連携(e-Tax連携機能)でそのまま電子申告する
マネーフォワード クラウド確定申告:スマホ申告の使い方
マネーフォワード クラウド確定申告もスマホアプリに対応しており、副業の雑所得・事業所得の両方に対応している。
- マネーフォワード クラウド確定申告のアカウントを作成する(無料プランあり)
- スマホアプリをインストールし、収入・経費を入力する
- 銀行口座・クレジットカードと連携して自動取得する
- 確定申告書類を自動生成し、内容を確認する
- e-Tax連携でスマホからそのまま申告書を送信する
紙申告 vs e-Tax:スマホ申告を選ぶべき理由
書面(紙)申告とe-Tax(電子申告)を比較すると、e-Taxのメリットが大きい。特に副業がある場合は毎年申告するため、手間のかからないe-Taxを選ぶことをおすすめする。
| 比較項目 | 書面(紙)申告 | e-Tax(電子申告) |
|---|---|---|
| 65万円控除 | 55万円控除のみ | 65万円控除が適用される |
| 還付時期 | 1〜2か月 | 2〜3週間(早め) |
| 証明書の添付 | 添付必要 | データ連携で自動取得可 |
| 提出先 | 税務署窓口・郵送 | スマホ・PCから送信(自宅可) |
| 訂正・修正 | 書類再提出 | 再送信で上書き可 |
スマホ申告でつまずきやすいポイントと対策
初めてスマホで確定申告をするときによくあるつまずきポイントと対策をまとめた。
- マイナンバーカードのパスワードを忘れた:市区町村の窓口でリセット手続きが必要(即日対応可能な場合が多い)
- NFC読み取りがうまくいかない:カードをスマホの背面中央に当てて静止する。スマホカバーを外すと成功しやすい
- 源泉徴収票の自動連携がされない:勤務先がマイナポータル連携に対応していない場合は手入力が必要
- 副業収入の入力欄がわからない:雑所得は「雑所得(その他)」、事業所得は「事業所得(営業等)」を選ぶ
- 住民税の徴収方法を設定し忘れる:第二表の「住民税・事業税に関する事項」欄で「自分で納付」を選択
- 送信後に受信通知が届かない:e-Taxのメッセージボックスを確認。届いていなければ再度送信を試みる
よくある質問
Q. マイナンバーカードなしでスマホ確定申告はできますか?
マイナンバーカードがなくてもe-Taxの「ID・パスワード方式」を使えばスマホから申告できます。ただしID・パスワード方式は事前に税務署でIDとパスワードを発行してもらう必要があります。マイナンバーカード方式(マイナポータル連携)のほうが利便性が高く、今後はこちらが標準になっていきます。
Q. スマホだけで青色申告の65万円控除は受けられますか?
はい。e-Taxでスマホから申告すれば65万円控除の要件(電子申告または電子帳簿保存)を満たせます。ただし副業が事業所得として認定され、開業届・青色申告承認申請書の提出が前提条件です。会計ソフトのスマホアプリで帳簿を整備し、e-Taxで送信する流れが最も効率的です。
Q. 確定申告のスマホ申告で還付はいつ振り込まれますか?
e-Tax(電子申告)は書面申告より処理が速く、申告から2〜3週間で還付が行われる場合が多いです。申告期間早期(2月中)に申告するとさらに早い傾向があります。書面申告の場合は1〜2か月かかることもあります。
Q. スマホ申告で必要な準備を教えてください
①マイナンバーカードと対応スマホ(NFC対応)またはカードリーダー、②マイナポータルアプリのインストール、③副業の収入・経費の記録(会計ソフトで管理が便利)、④源泉徴収票(本業)、⑤各種控除の証明書(保険料・医療費・ふるさと納税等)が必要です。
Q. 国税庁の作成コーナーと会計ソフトはどちらがおすすめですか?
副業所得が雑所得で簡単な申告の方は国税庁の作成コーナーで十分です。副業が事業所得で青色申告を使いたい方、経費が多い方、毎月の帳簿管理もしたい方には会計ソフト(やよい・マネーフォワード)のほうが圧倒的に使いやすいです。
Q. 申告書を送信した後に間違いを見つけた場合はどうすればよいですか?
申告期限(3月15日)内であれば、修正内容で再度申告書を作成・送信することで上書きできます(e-Taxの場合)。申告期限後に誤りを見つけた場合は「修正申告」(追加納税が必要な場合)または「更正の請求」(還付が必要な場合)の手続きが必要です。